ワニみたいな魚!?古代魚ガー!!
どうもこんにちは管理人のぼーけんです。今回は僕の一番大好きな魚であるガーについてまとめました。
家で飼えるサイズのガー?
どこに分布しているの?
形態は?
どんな生態をしているの?
特定外来生物!?いまは飼育できないの!?
他の魚と混泳は可能?
家で飼えるサイズのガー?
僕が飼っているのはスポッテッドガーという種類です。
ㇲポッテッド・ガー Lepisosteus okulatus
脊椎動物門 CHORDATA
脊椎動物亜門 VERTEBRATA
条鰭綱 ACTINOPTERYGII
ガー目 LEPISOSTEIFORMES
ガー科 LEPISOSTEIDAE
全長は90センチほどで、最大では112センチ、体重では4.44㎏の記録がある。
飼育下では50~60センチで70センチまでいく個体は優秀。
僕の飼っている個体でも43センチほどで水槽の奥行きの関係よりこれ以上大きくならない。
どこに分布しているの?
メキシコ湾岸の平野部、ミシシッピ川下流部のテキサス州、ルイジアナ州、オクラホマ州など豊富に生息している。北部にはあまり生息していない。
形態は?
吻状で鋭い歯を持つ頭部が特徴。また鱗はガノイン鱗を持っている。
目を守るためか、模様上に目が左右に1対ある。
口から尾鰭にかけて不規則な黒点(スポット)がある。
空気呼吸を行う。尾びれの下葉より上葉がわずかに長い。略式異尾。
どんな生態をしているの?
水草の繁茂する流れの緩やかな河川や湖、池沼などの淡水に生息する。
食性は他のガーと同様に動物食で、主に魚類を食べる。
食欲は旺盛でカエルや小型の哺乳類等、生き物ならなんでも食べる。
繁殖形態は卵生。春期に岸部近くに繁茂する水草に卵を産む。
水温は15~30℃の範囲なら生息できる。ガーパイクの中では小さい種。全身にスポットが入り、個体差が大きい。今から2億1千万年前の中生代ジュラ紀から白亜紀に全盛を極めた古代魚である。姿形をほとんど変えることなく現在まで生き永らえてきた。
特定外来生物!?いまは飼育できないの!?
残念ながらできません。環境省により平成28年に特定外来生物に指定を検討され、平成30年4月にガー科全種が規制されました。規制により飼育及び販売、運搬等が犯罪行為になりました。規制日よりも前に飼育していた個体に限り、申請許可を取り飼育することができます。僕ももちろんしっかり許可がおりました。
近年では外来生物が問題になっており、ガーはそのイメージの代表みたいになってしまいました。アクア業界にとっても人気種のガーがいなくなるという痛手を負ったことでしょう。いつか規制が解除され再び飼育できることを願います。
ガーの規制や外来種問題については別の記事にまとめようと思います。
他の魚と混泳は可能?
基本的には可能です。あまりにサイズ差がある場合などを除き、他の魚をいじめたり攻撃されることはないので万能な魚といえます。よくみる組み合わせでは底棲のポリプテルスなどが定番です。
鋭い歯でドジョウを咥えるガー。
ドジョウは生餌の中でも栄養価が高く、細長いため口の小さな個体や魚が捕食できるためおすすめ。
食欲旺盛なあまりキンギョを二匹同時に狩るガー。キンギョは手に入りやすく数をまとめて購入すると安価なので熱帯魚ショップでの購入がおすすめ。