ぼーけん研究所

静岡大学生の初心者ブログです。

初心者が海水水槽たちあげてみた!増やせバクテリア

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どうもこんにちは。管理人のぼーけんです。今回はタイトルにもある通り海水魚を飼育するために海水水槽を立上げたのをまとめました。僕は日本淡水魚や古代魚をやってきましたが海水魚は初めてなので先輩のアドバイスやネット等で調べたことを参考にしました。ちなみに上の写真は先輩の水槽で約6ヶ月かけて水質を安定させ透明度が高い状態を保っている。これくらいになれば白点病も発生せず、自分で採集してきた魚や購入した魚を良い環境で迎えることができる。

 

 

 

1.底砂を購入&洗浄
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こちらの底砂をホームセンターで購入。5㎏で980円×2で10㎏。

60㎝水槽では2~3㎝敷くことができちょうど良い感じです。

  • 底砂は敷くべき?

底砂を敷いたほうが良いかは水槽やどのような生体を入れるかによるのでお好みでするとよいでしょう。僕個人としては基本的には敷いたほうが良いと思います。

その理由は水質の安定化(アンモニア、硝酸の処理、phを上げ硬度を上げる)が期待できるからです。また、レイアウトの見栄えもよくなり自然に近い環境再現もできます。

 

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買ったばかりの砂は濁りがたくさんでてしまうので、お米を研ぐように洗います。正直この作業が一番時間かかり大変でした。なかなか濁りがとれず30分以上は洗っていました。

2.砂を敷く
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洗った砂を敷いてならします

3.海水をつくる

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次に行うのは海水作りです。人工海水をつくります。左図のsealife(3500円)をバケツなどの容器にいれ水をいれて完全に溶けるまで素手でかき混ぜます。右図の比重計(1850円)で比重を量りながら自然の比重に近い1.024付近に合わせます。海水を汲む方法もありますが細菌などがいる可能性があるので人工海水がおすすめ。

 

4.砂が舞んないように海水を注いでいく

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ビニール袋を間に挟み手で衝撃を和らげながら入れることがポイント。ここで濁ってしまうと濁りが落ち着くまでにかなり時間がかかってしまう。僕は少し濁らせてしまいました。

 

5.フィルターの準備

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使うのは外部フィルター(9800円)です。部品はこんな感じ。一度中の部品があることを確認しつつ、水で洗う。この外部フィルターに強いバクテリアを定着できればすぐに水槽をたてることができるので上部フィルターよりもおすすめ。


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ろ材の中身はこんな感じです。活性炭、ウールマット、スポンジマットはもとからはいってます。そこにリングろ材やサンゴを入れることで物理ろ過や生物ろ過、phの急激な変化を抑えてくれます。物理ろ過とは目に見えるろ過のことで、マットやスポンジに飼育水を通すことでゴミや汚れを取り除いてくれます。

生物ろ過って?

魚の糞や餌の食べ残しは、魚にとってかなり有害なアンモニアとなってくる。このアンモニアを取り除いてくれるのが、ろ過バクテリアという目に見えない微生物。このバクテリアが、まずアンモニア亜硝酸に変え、また別のバクテリアが魚にとって比較的に無害な硝酸塩に分解してくれる。簡単にいうと有害物質を微生物が無害物質に変えてくれること。

「水槽の立ち上げ」とは、この生物ろ過サイクルを十分に機能させることを言います。一般的に新しい水槽を立ち上げるには1~2か月かかるといわれており、この期間のろ過システムは不完全な状態。

 

 

6.フィルターをセットし循環させる

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上のpowerboxSV550のタイプはクイックスターターを押し水をフィルター内にいれる。

上手く水が吸えないときは、出水口から直接口で吸引する。また、メガパワーというフィルターなら電源に接続しただけで循環する。ホースはサイズ感に合わせて短くするためにカットした。

 

7.カルキ抜きとバクテリア剤を入れる 

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すぐに生体をいれないのであれば入れなくても大丈夫であると思いますが、短期間での立上げを目指しているのでいれておきます。また、カルキとは水道水に使用されている殺菌用の塩素剤の総称です。これは魚にとって有害ですので中和させてあげましょう。

 

8.パイロットフィッシュの投入
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パイロットフィッシュってなに?

パイロットフィッシュとは、水槽の立ち上げに必須の存在で別名テストフィッシュとも呼ばれています。新しく立上げた水槽で本命の魚を入れる前に、水質チェックや安定のためにテストとして使う魚です。このパイロットフィッシュがもつバクテリアを繁殖させることが重要。立ち上げから2~3日後に投入する。丈夫な種類を選ぶ。海水ならスズメダイ科、淡水ならキンギョなどが良く使われている。

 

 

 

9.安定するまで待ち続ける
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やや白濁りが目立つが次第に透明になっていくことだろう。エアレーション等も行い2週間程様子をみる。いまからどの生体を入れるか楽しみである。

 

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