ぼーけん研究所

静岡大学生の初心者ブログです。

普通種だけど僕は好きだよ!カゴカキダイ!(KGKK)

 

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みなさんこんにちは管理人のぼーけんです。

今回は採集でも普通種(珍しくない・採るのが難しくない)とされるカゴカキダイについてまとめました。

色がきれいで模様がすごく管理人は好きなので、海水水槽が完成したらぜひ入れたい魚ですね。

 

 

カゴカキダイって?

カゴカキダイ科(Microcanthidae)カゴカキダイ属(Microcanthus)カゴカキダイM.strigatus)

日本産は1科1属1種。

体長は約20センチほどで体高があり、黄色い体色に黒い縦じまが入っている魚です。

西・中部太平洋の温・熱帯域に分布する。日本では本州中部以南で普通にみられる。

 

チョウチョウウオじゃない!?

見た目と鮮やかさからチョウチョウウオだとおもってしまいますが違います。

かつてはチョウチョウウオ科に分類されていたが、稚魚がトリクティス期を経ないため現在は独立した科に分類されてます。

 

名前の由来

後頭部から背びれ基部にかけて急激に盛り上がる姿を、肩が異常に盛り上がった江戸時代の駕籠(かご)かきになぞらえて名付けられた。

 

生活史

一般的には、4~5月が産卵期とされているが、千葉県外房沿岸域では、稚魚は4~7月と10~1月に出現しており、年2回の産卵が示唆されている。

稚魚は表層で生活し、10mm以下では無色透明だが、12mmを超えると特徴的な斑紋が現れて他種と識別ができるようになる。

幼魚は夏に浅い岩礁域やタイドプールに現れて動物プランクトン・小型甲殻類や海藻を捕食して成長し、その冬には5cmになって深場に移動する。

翌春には再び浅場に現れ、小群をつくって潮通しがよい岩礁域で生活する。

満1歳で成熟すると思われるが、寿命は不明。

 

 出典  Honda釣り倶楽部 | Honda

 

 

食べれる!?味はトップクラス

一般的には鑑賞魚として飼育されたり、釣りの外道とされてますがおいしいらしいです。今度大きめの個体をとって食べてみようかな。

旬は秋から冬。煮つけ・塩焼き・刺身といった料理がある。

秋~冬はクセがなく、皮下には脂が乗るため美味。

食べごろを迎えたカゴカキダイは寿司職人から

「秋はカゴカキダイがないと始まらない」と言わせるほどの味だとか。

 

飼育は?

飼育下でも10cmを超えるので60cm以上の水槽で飼ってあげるとストレスがないでしょう。水質悪化には比較的強いので丈夫ですが、ろ過槽は十分なものを使いましょう。水温を20~25℃くらいがベスト。性格はやや強めですので小型のハゼや臆病な種類との混泳は避けましょう。雑食性で水槽のカーリーなどをたべてくれますが、ハードコーラルをつついてしまうこともあるので注意です。配合飼料も食べてくれるので飼育が難しい種類ではない。