ぼーけん研究所

静岡大学生の初心者ブログです。

チョウチョウウオの飼育!初めてのアサリバーグ作り

 

 

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チョウチョウウオって?

英語でバタフライフィッシュと呼ばれており、縦に扁平した体をしています。口は突出していて体色は黄色いものがほとんど。目元に黒のラインがある。大きさは20cmほどになり、温帯な海に生息する熱帯魚。

 

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アサリバーグとは?

 

アサリバーグとはチョウチョウウオの初期の飼育において人工餌を餌付けるための、アサリをミンチ状にしてそこにさまざまな人工餌や添加物等を混ぜたものを総称してそう呼びます。

 

大きくわけでチョウチョウウオは雑食性、プランクトン食性、ポリプ食性に分かれてます。

基本的にどの食性でも最初から人工餌に餌付くことはほぼありません。

 

僕が飼育を始めた、フウライチョウチョウウオ、アケボノチョウチョウウオ、ミゾレチョウチョウウオ、チョウハン、トノサマダイです。

チョウハンとミゾレは比較的餌付きやすく、フウライ、アケボノも雑食性のチョウチョウウオなので難しくはないですが、トノサマに関してはポリプ食性なので難しく、運によるところがあると思います。うまく餌付いて欲しいです。

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具体的な作り方

 

1.活アサリを購入し、手や包丁で貝を開きむき身を集めます。(冷凍むき身は煮汁が出てきたり、食いが悪くなるためオススメしない)。

 

2.ひたすら包丁でミンチ状になるまできりぎざむ。ミキサーなど使えるのならばその方が楽。

(そのままむき身をあげても良いが3センチほどの幼魚などでは噛みちぎれないのでミンチにする)


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3.餌付かせたい人工餌やを配合して、スプーンやすり鉢で潰す!ほかの切り身や、人工餌を入れて餌付かせる人もいるのでここは試行錯誤して自分の飼育している魚に適したものを作っていきます。

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4.満遍なく混ざり、ペースト状になったら完成

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アサリは非常に水を汚しやすいため、このようにアサリの殻にいれると、餌残しを回収しやすくなります。また、アサリバーグが型崩れしないよう一度冷凍すると保存もできます。一度冷凍することでアサリの中にいる寄生虫も念のため駆除できますね。


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チョウチョウウオは非常に繊細な魚ですので餌を投入後、観察したいという気持ちを抑えて離れてなるべく驚かさないようにしました。

水が濁りやすいためアサリバーグを10分~20分ほど入れたら回収します。

餌付け1日目は、モンツキハギがすぐ食べ、それで舞い上がった餌をミゾレやホンソメワケベラが食べていました。
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チョウハンが他のチョウチョウウオを追い回していたので別の水槽に移しました。

また採集してきたチョウチョウウオは、細菌や寄生虫がいるかもしれないのでグリンFゴールドなどで薬浴をしっかり行いました。

薬浴は魚の体力を奪うので濃度や期間に配慮しましょう。

 

 

チョウチョウウオの飼育は初めてなので他にこうした方がよいといったアドバイスがありましたら教えてください。これからいろいろ試行錯誤していきたいと思います。